present from you

Bump Of Chicken present from you歌詞
1.ラフ·メイカ一

作詞:籐原基央
作曲:籐原基央
編曲:BUMP OF CHICKEN

淚で濡れた部屋に
ノックの音が轉がった
誰にも會えない顏なのに
もう なんだよ どちら樣?
「名乘る程 たいした名じゃないが
誰かがこう呼ぶ」ラフ·メイカ一」
アンタに笑顏を持って來た
寒いから入れてくれ」
ラフ·メイカ一? 冗談じゃない!
そんなモン呼んだ覺えはない
構わず消えてくれ
そこに居られたら泣けないだろう
ルララ ルラ ルララ ルラ

大洪水の部屋に
ノックの音が飛び迂んだ
あの野郎 まだ居やがったのか
消えてくれって言ったろう
「そんな言葉を言われたのは
生まれてこの方 初めてだ
非常に哀しくなってきた
どうしよう 泣きそうだ」
ラフ·メイカ一? 冗談じゃない!
アンタが泣いてちゃ仕樣がない
泣きたいのは 俺の方さ
こんなモン呼んだ覺えはない
ルララ ルラ ルララ ルラ

二人分の泣き聲 遠く……

ドアを挾んで背中合わせ
しゃっくり混じりの泣き聲
膝を抱えて背中合わせ
すっかり疲れた泣き聲
今でもしっかり俺を
笑わせるつもりか ラフ·メイカ一
「それだけが生き甲斐なんだ
笑わせないと掃れない」
今ではアンタを部屋に
入れてもいいと思えたが
困った事に ドアが開かない
溜まった淚の水壓だ
そっちでドアを押してくれ
鍵なら既に開けたから
ウンとかスンとか 言ってくれ
どうした?おい、まさか
ラフ·メイカ一? 冗談じゃない!
今更 俺一人置いて
構わず消えやがった
信じた瞬間裡切った
ラフ·メイカ一? 冗談じゃない!
逆側の窗の割れる音
鐵パイプ持って 泣き顏で
「アンタに笑顏を持ってきた」
ルララ ルラ ルララ ルラ

小さな鏡を取り出して
俺に突き付けてこう言った
「アンタの泣き顏笑えるぞ」
呆れたが なるほど 笑えた


2.バイバイ、サンキュー

作詞:籐原基央
作曲:籐原基央
編曲:BUMP OF CHICKEN

明日はとうとう 出発する日だ
最後の夜なのに する事がなくて
入りの悪いラジオなんか聴いて
調子外れの口笛なんか吹いていた

上着もちゃんとカバンに詰めた
切符も財布に入れた ついでにあのコの写真も
今日のうちに皆に会っておこう
これからしばらくケンカもできない

明日の朝 発って 丸一日かけて
夢に見た街まで行くよ
こんなにステキな事 他にはない だけど
ひとりぼっち みんないなくて
元気にやって いけるかな

僕の場所は どこなんだ
遠くに行ったって 見つかるとは限んない
ろくに笑顔も作れないから
うつむいて こっそり何度も呟いてみる

ひとりぼっちは怖くない…

手紙を書くよ 着いたらすぐに
ガラじゃないけど 青い便箋で
ピンボケでよけりゃ 写真も添えて
何より先に 手紙を書くよ

明日はとうとう 出発する日だ
バイバイとか サンキューとか簡単だけど
明日はいつも 出発する日だ
怖がってなんか いないよ

昨日の夜できた唄を持って
夢に見た街まで行くよ
こんなにステキな事 他にはない だから
ひとりぼっち 空の下で
上手に唄ってみせるから

僕の場所はココなんだ
遠くに行ったって 僕の場所は 変わんない
これから先 ひとりきりでも
たぶん 大丈夫 みんなが ココで見守っている

僕の場所はここなんだ
おじいさんになったって 僕の場所は変わんない
これから先 ひとりきりでも
-うん、大丈夫! みんなは ここで見守っていて
見守っていて

ひとりぼっちは怖くない…


3.彼女と星の椅子

作詞:籐原基央/直井由文
作曲:籐原基央
編曲:BUMP OF CHICKEN

テレビの前で 彼女は一人
椅子に座って 煙草に火を付けた
テレビの中 唄う スタ一を見て
煙と共に 皮肉を吐いてる

本當はスタ一になりたい君が
何も出來ず 椅子に座ってる
散々 人に當たったって
自分が 慘めになるだけさ
こんな 損な事はないよ?

夜の窗邊で 彼女は一人
星に向けて 歌を唄ってる
「私は一體 何がしたいんだろう?」
不安と共に 煙草をくわえた

本當はスタ一になりたい君が
怯えながら 唄う その歌は
一番 君を解っていて
何度も 君を守ってきた
どんな とんがった雨からも
さぁ!まわりを見てごらん
最初に君が 立つべき舞台は
すぐ近くに

朝の窗邊で 彼女は一人
椅子に座って 歌を唄ってる

本當の君を もっと見て欲しい君が
君に唄う 最初のメロディ
散々 今まで唄ってきて
開演待たずに「はい、カット!」
そんな、そんな終わり方はないよ!
だんだん 自分に近づいて
自分が 充分 見えるだろう?
そんな、そんな幸せはないよ!

テレビの前で 彼女が一人
椅子に立って 歌を唄ってる


4.ホリデイ

作詞:籐原基央
作曲:籐原基央
編曲:BUMP OF CHICKEN

失敗しない 後悔しない
人生がいいな
少し考えてみただけさ
有り得ないって解ってる
君に貰った花 3日と持たず
枯らしたよ
詳しい人に話聞けば
水の遣り過ぎらしい

巧くいかない 日々が繫がって
いっそ 止めたくなって
それも出來ない
そんなモンだって
割り切れた譯でもない
貰った花 色とりどり
ちゃんと笑いたよ
いつまでも續けばいいな
これは夢だって氣付いてる
外は雨降り模樣
薄目で見た時計が止まってる
今何時かな 氣になったけど
目を閉じてしまった

どうやらまた 朝に繫がった
遲刻かも 起きなくちゃ
いいや、ホリデイ 今日は起きないぞ
夢の續き 見るんだ
失敗しない 花も枯れない
人生がいいな
ざまぁみろ 僕は見つけたぜ
まぶたの裡側で

もしかしたら そろそろ玄關を
開けてなきゃ やばい頃
だけど ホリデイ 僕は起きないぞ
馱目だ 眠れない
巧くいかない 日々が繫がって
いっそ止めてみたら なおさら酷い
こんな僕だって 朝を繫いでる
失敗しない 雨も降らない
人生なんて ない
遲刻でもいいから 行こうかな
そんで 掃る時覺えてたら
君に貰った花を 買って掃ろう
時計の電池も
あと 2回 寢返りしたら
試しに起きてみよう
あと 3回 寢返りしたら
今度こそ起きてやろう


5.Ever lasting lie(Acoustic Version)

作詞:籐原基央
作曲:籐原基央
編曲:BUMP OF CHICKEN

砂の海で 錆びたシャベルを持って
まるで鬥う樣に 夢を掘る人
赤く燃える太陽に 身を燒かれても
必死で 這い上がろうとする
愛する人の 命に值がついた
そこら中に頭を下げても 足りなくて
「石油でも掘る以外
無いんじゃないの?」って
皮肉を 本氣にして飛び出した
でも 掘り出したのは 長い年月
「Sir Destiny、アンタ、
人の命を轉がして 大層樂しいだろう?
笑えよ 見てるんだろう?
この俺がジタバタもがいてるのを」

死んだ街で 夜のドレス纏って
作り話の樣な愛を 賣らされる人
誰かの胸に腕に 身を預けても
心は ただ一人を待つ
愛するあの人は 優しく噓をついた
「二人は大丈夫
明日を信じて待っていてくれ」
「信じられる要素なんて
どこにあるの?」って
思いながらも その言葉を
おまじないの樣に
玄き續けた 長い年月
「Sir Destiny、アナタでも
この氣持ちは動かせないでしょう?
幾度目の朝も 變わらず
優しいあの噓を 思い出してる」
夢を掘る人 それを待つ人
定めよりも 互いを信じていた

とある街の小さな教會で
優しい長生きおばあさんが
眠りについた
ろくに動けなくなってからも
每朝 何かを玄いて 微笑んだ
砂の海で 折れたシャベルを持って
作り話の樣な 夢を掘る人
刻まれた皺の奧の 瞳は未だ
必死で ただ 必死で

掘り出したのは-…
「Sir Destiny、アンタ、俺を見てるか
「もう飽きた」なんて 言わせないぞ
今にも 夢を掘り出して
見事悔しがらせてやる」
「Sir Destiny、俺の夢って何だったっけ?
何が ここまで俺を動かしていたんだっけ?
大事な何かを待たせていた樣な…」
夢を掘る人 それを待つ人
幾つもの夜を 乘り越えた噓


6.睡眠時間

作詞:籐原基央
作曲:籐原基央
編曲:BUMP OF CHICKEN

眠る前に閃いて
毛布の中に隱れた
2段ベッドの船の上で
なぞった小さな物語

このまま起きていられたらなぁ
子供はいつだって 大忙し
おやすみ 續きは 夢の中で

眠れずに 時計の音と
呼吸のリズム 氣になった
息を吸った 吸ったら吐いた
考えてるうちに苦しくなった

このまま 生きていられるかなぁ
馬鹿馬鹿しくたって 大慌て
おやすみ 氣付けば 夢の中へ

眠るのが恐くなって
左の胸 手を當てた
ぎゅっと閉じた まぶたの裡に
浮かべた愛しい人の顏

眠るのがもったいなくて
あなたに會いたくなって
時計の音と呼吸のリズム
靜かな部屋に響いていた

いつまで生きて いられるかなぁ
いつまで生きて いてくれるかなぁ
このまま起きて いられたらなぁ
大人になったって 大忙し

おやすみ あなたを
僕の中へ

おやすみ 續きは 夢の後で


7.夢の飼い主

生まれた時は 覺えてないが 呼吸はしていた
理由は無いけど 生みの親は ひと目で判った
まだ小さくて 白い體 擦り寄せてみた
彼女は やっと それに氣付いて 名前を付けた

「いつから側に居たの? 抱いて欲しいの?」
答える術も無いから ただ 身を寄せたよ
少しは あったかいかな

くだらなかった 彼女の日々は 大きく變わった
餌を與えて 散步にも行って 澤山觸った
首輪を卷いて 服まで著せて 紐で繫いだ
人が來れば 見せびらかして 鼻を高くした

「少しも 離れないの よく 懷いているの」
忘れられたくないから ひたすら身を寄せるよ
それで 覺えていてくれるなら

寂しくはないよ 君と居られるから
ただ 名前を呼んでくれる事が
少しずつ 減ってきた

生まれた時は 覺えてないが 呼吸はしていた
既に 名前とは 懸け離れた 姿にされていた
自分の色と 動き方を 忘れてしまった
彼女もいつか 付けた名前を 忘れてしまった

變わり果てた 夢の頰に 淚落とした
觸ってみても その感觸は 別のものだった
自分で著せた 服を脫がして 淚落とした
あぁ そうだった こんなに白い體をしていた

「この手で 污していたの? 閉じこめていたの?」
苦しかった首から 首輪が外れた
僕は自由になった
いつでも 側に居るよ ずっと 一緒だよ
首輪や 紐じゃないんだよ 君に身を寄せるのは
全て僕の意志だ

寂しくはないよ 君と生きているから
ただ名前を 呼んでくれるだけで いいんだよ
ねぇ それだけ 忘れないで


8.スノ一スマイル(ringing version)

BUMP OF CHICKEN

冬が寒くって 本當に良かった
君の冷えた左手を
僕の右ポケットに お招きする為の
この上ない程の 理由になるから

「雪が降ればいい」と 口を尖らせた
思い通りにはいかないさ
落ち葉を蹴飛ばすなよ 今にまた轉ぶぞ
何で怒ってるのに 樂しそうなの?

まだキレイなままの 雪の絨毯に
二人で刻む 足跡の平行線
こんな夢物語 葉わなくたって
笑顏はこぼれてくる
雪の無い道に

二人で步くには 少しコツが要る
君の步幅は狹い
出來るだけ時間をかけて 景色を見ておくよ
振り返る君の居る景色を

まだ乾いたままの 空のカ一テンに
二人で鳴らす 足音のオ一ケストラ
ほら夢物語 葉う前だって
笑顏は君がくれる
そんなの わかってる

まだキレイなままの 雪の絨毯に
二人で刻む 足跡の平行線
そうさ夢物語 願わなくたって
笑顏は教えてくれた
僕の行く道を

君と出會えて 本當に良かった
同じ季節が巡る
僕の右ポケットに しまってた思い出は
やっぱりしまって步くよ

君の居ない道を


9.銀河鐵道

作詞:籐原基央
作曲:籐原基央
編曲:BUMP OF CHICKEN

電車の窗はガタガタ鳴く
生きた街を遠ざける
見送る人も居なかった僕の
生きた街を遠ざける
知っている景色と
知らない景色が
僕を騙すように
いつの間にか 入れ替わる
僕の體は止まったままで
時速200kmを超えている
考える程に 可笑しな話だ
僕は止まったままなのに
こんなに可笑しな事
默っちゃいられない
そう思って間もなく
ひとりだったって 思い出す

誰もがそれぞれの
切符を買ってきたのだろう
今までの物語を
鞄に詰めてきたのだろう

リボン付きのクマが轉がって來る
迷ったけど拾ってやる
同時に女の子が驅け寄って來る
僕を見て怖じ氣付く

後悔した僕からクマを奪うと
禮も言わず逃げていく
もういいや 寢ようかな
シ一トを倒す
後ろから舌打ちが聽こえる
聽こえない振りをして
保たれかかって
目を閉じてみたけど
氣になるから 眠れない

誰もがそれぞれの
切符を買ってきたのだろう
荷物の置き場所を
必死で守ってきたのだろう

人は年を取る度
終わりに近付いていく
動いていない樣に見えても
確かに進んでいる

自轉車を漕いで手を振る人
見送りたい人が居るのだろう
相手を想うならやめてやれよ
ちょっと恥ずかし過ぎるだろう

僕の體は止まったままで
あの自轉車を遠ざける
本當はとても羨ましかった
僕は止まったままだから
役には立てないし
邪魔はしちゃうし
目を閉じてみたけど
辛くなるから 目を開けた

真っ赤なキャンデイが
差し出されている
驚いたけど貰ってみる
笑った女の子が席に戾る
誰にも知られず僕が泣く

電車の窗はガタガタ鳴く
生きる街を近付ける
出迎える人も居ないであろう僕の
生きる街を近付ける
誰もが それぞれの
切符を買ってきたのだろう
今までの物語を
鞄に詰めてきたのだろう
荷物の置き場所を
必死で守ってきたのだろう
これからの物語を
夢に見てきたのだろう

人は年を取る度
始まりから離れていく
動いていないように思えていた
僕だって進んでいる


10.真っ赤な空を見ただろうか

作詞:籐原基央
作曲:籐原基央

溜め息の譯を聞いてみても
自分のじゃないから解らない
だからせめて知りたがる
解らないくせに聞きたがる

あいつの痛みはあいつのもの
分けて貰う手段が解らない
だけど 力になりたがる
こいつの痛みも こいつのもの

ふたりがひとつだったなら
同じ鞄を背負えただろう
ふたりがひとつだったなら
別れの日など來ないだろう
言葉ばかり必死になって
やっと幾つか覺えたのに
ただ一度の微笑みが
あんなに上手に喋るとは

いろんな世界を覗く度に
いろんな事が恥ずかしくなった
子供のままじゃ
みっともないからと爪先で立つ
本當のガキだ

夕燒け空 きれいだと思う
心をどうか殺さないで
そんな心 馬鹿正直に
話すことを馬鹿にしないで

ひとりがふたつだったから
見られる怖さが生まれたよ
ひとりがふたつだったから
見つめる強さも生まれるよ
理屈ばかり こねまわして
すっかり冷めた胸の奧が
ただ一度の微笑みで
こんなに見事に燃えるとは

ふたりがひとつだったなら
出會う日など來なかっただろう

大切な人に唄いたい
聽こえているのか解らない
だからせめて續けたい
續ける意味さえ解らない

一人で見た 真っ赤な空
君もどこかで見ただろか
僕の好きな微笑みを
重ねて浮かべた夕燒け空

ただ一度の微笑みに
こんなに勇氣を貰うとは
ここまで喉が震えるとは


11.東京賛歌

作詞:籐原基央
作曲:籐原基央
編曲:BUMP OF CHICKEN

空と地面がある街だよ 育った街と どう違うだろう
違いが言えるのはどうしてだろう ここへ来てから教わったんだよ

嘘が多いとか 冷たいとか 星が見えないとか 苦情の嵐
上手くいかない事の腹いせだろう ここは幾つも受け止めてきた

何をしに来たんだっけ 誰のためなんだっけ
道路も線路も 繋がってるけど そりゃそうだけど

勝手に飛び出して 勝手に辿り着いた
この街だけが知ってるよ 忘れた夢の 引き出しを

あの頃いつも側に居た 嫌いな好きな その人達を
今ほど大切に思えてましたか ここへ来てから気が付いたんだよ

人はどこに居ても その人のままだよ
離れた誰かも 離れた自分も 生きてるんだよ

勝手に選ばれて 勝手に嫌われた
この街だけが持ってるよ 帰れない君の いる場所を

嘘が多いのはどこでもだろう 星が見えたって どうせ飽きるだろう
すれ違う中には似た理由で ここへ来た人も少なくないだろう

何をしに来たんだっけ 誰が決めたんだっけ
地面も空も 繋がってるんだよ 未来と過去も

勝手に飛び出して 勝手に辿り着いた
この街だけが知ってるよ 取り返した夢の その続きを

勝手に選ばれて 勝手に嫌われた
この街だけが持ってるよ 帰れない君の いる場所を
この街だけが知ってるよ 育った街への 帰り方を


12.ガラスのブル一ス(28 years round)

作詞:籐原基央
作曲:籐原基央
編曲:BUMP OF CHICKEN

ガラスの眼をした貓は歌うよ
大きな聲で りんりんと
ガラスの眼をした貓は歌うよ
風に鬚を搖らし りんりんと

聲が枯れたなら川に行こう
水に映る顏を舐めてやろう
昨日よりましな飯が食えたなら
今日はいい日だったと
空を見上げて 笑い飛ばしてやる

あぁ 僕はいつも
精一杯 唄を歌う
あぁ 僕はいつも
力強く 生きているよ

ガラスの眼をした貓は歌うよ
お腹が空いても りんりんと
ガラスの眼をした貓は歌うよ
生きてる証据を りんりんと
ガラスの眼をした貓は叫ぶよ
短かい命を りんりんと
ガラスの眼をした貓は叫ぶよ
大切な今を りんりんと

生まれてきた事に意味があるのさ
1秒も無馱にしちゃいけないよ
嵐が來ようが雨が降ろうが
いつでも全力で
空を見上げて 笑い飛ばしてやる

あぁ 僕はいつか
空にきらめく 星になる
あぁ その日まで
精一杯 唄を歌う

聲が枯れたなら川に行こう
水に映る顏を舐めてやろう
生まれてきた事に意味があるのさ
1秒も無馱にしちゃいけない
だから僕は唄を歌うよ
僕はいつも唄を歌うよ
僕はいつも唄を歌うよ
僕は今を叫ぶよ

ガラスの眼をもつ貓は星になったよ
大きな聲も止まったよ
命のかけらも燃やし盡くしてしまったね
得意のブル一スも聽けないね

だけどお前のそのブル一スは
皆の心の中に刻まれた
これから辛い事がもしあったなら
皆は歌い出す
ガラスの眼をもつ貓を思い出して
空を見上げて ガラスのブル一スを
あぁ 僕はいつも
精一杯 唄を歌う
あぁ 僕はいつも
力強く 生きているよ
あぁ 僕の前に
暗闇が 立ち迂めても
あぁ 僕はいつも
精一杯 唄を歌う


13.プレゼント

作詞:籐原基央
作曲:籐原基央
編曲:BUMP OF CHICKEN

お訪ねします この邊りでついさっき
淚の落ちる音が 聽こえた氣がして
驅けつけたんだけど 誰の淚かな
そういや君は ずいぶん赤い目をしてるね

ええと、うん
そうだ いくつかの物語を
プレゼントしてあげる
ちゃんと 讀んでおく事 いいね
それじゃ また後で

世界に誰もいない
氣がした夜があって
自分がいない
氣分に浸った朝があって
目は閉じてる方が樂
夢だけ見ればいい
口も閉じれば
呆れる噓は聞かずに濟む

そうやって作った 頑丈な扉
この世で一番固い壁で
圍んだ部屋
ところが孤獨を望んだ筈の
兩耳が待つのは
この世で一番柔らかい
ノックの音

ええと、うん
きっと 今もまだ震えながら
笑おうとして泣いて
音の無い聲で助けを呼ぶ
それは 正しい姿

このままだっていいんだよ
勇氣も元氣も生きる上では
無くて困る物じゃない
あって困る事の方が多い
でもさ 壁だけでいい所に
わざわざ扉作ったんだよ
嫌いだ 全部 好きなのに

ええと、うん
大丈夫 君はまだ君自身を
ちゃんと見てあげてないだけ
誰だってそうさ 君一人じゃない
ひどく恥ずかしい事で
でも逃げられない事で
そりゃ僕だってねぇ
そりゃ僕だってねぇ
本當に面倒な事で
誰にも賴めない事で
そりゃ僕だってねぇ
まぁ いいや

少なくとも 君には味方がいるよ
プレゼントの物語の中の住人達
さぁ これから何をするんだい
僕はもう行かなきゃ
ほら またどこかで 淚の落ちる音